あらすじ
交際していた男性と晴れて結婚したユズさんですが、母親は相変わらず金の無心をしてきます。しかも、送金させようと明らかな嘘をつくようになる始末。
しかし、旦那さんが毅然とした態度でユズさんを守ります。
それでも、何かと口実を作っては金をむしり取ろうとする母親に、敢然と拒否の意思を伝え、次に金の無心をしたら絶縁すると宣言。
にもかかわらず、再び金を無心する電話をかけてくる母親に、遂にユズさんは絶縁を宣言します。
そして、その会話の中で母親が隠していた(ただし、態度には出ていました)本音を吐き出すのです。
その電話を最期に、互いに一切連絡をしなくなり、ユズさんは家族とともに自分の人生を生きていくところで物語は終わります。
感想
最期は意外とあっけない結末でした。しつこくつきまとうでもなく、親の方もアッサリとユズさんとの縁を切って一切関わりを持たなくなりました。
毒親漫画の中には、分籍をしたり戸籍の閲覧制限をかけて毒親から逃げた物もあります。
そして、母親が思わずユズさんに吐いた本音「あんただけ幸せになるなんてずるい」。この台詞、「母を片づけたい」でも母親が子供たちにほぼ同じ事言っています。「あんたたちだけ幸せになるなんて許さないからね」と。
子供の幸せを全く願っていない。毒親というのは、やはりこう言う物なのでしょう。
それにしても、ユズさんの旦那さんは非常に理解があるし頼りになります。ユズさんが親と絶縁する決意をして、実際に行動に出せたのも単に旦那さんの助けがあったからこそ。
両親には恵まれなかったユズさんですが、旦那さんには恵まれました。
毒親絶縁日記の結末はコミストで読めます。電子書籍サイトは専用アプリが不要で手軽ですが、勿論 Kobo や Kindle でも読むことが出来ます。