あらすじ
母からダメ出しされた会社に無断で就活、見事内定を貰ったユウは、これからのことを友人に相談。
その結果、内定のことは母親に伏せたまま、卒業と同時に家を出て一人暮らしを始める決意をします。
一人暮らしを始める資金稼ぎに、母親に内緒でアルバイトを始め、そして必要な行政手続きを行い。その日に向けて、着々と進めていくユウでした。
感想
一人暮らしを始めると言うことは、即ち母親を捨てると言うこと。汚部屋で生きてきたこれまでの人生を捨て手、新しい人生を生きる決意をしたのです。
母親がその挙動に不審を感じて問いただしても、かつてのユウのような”蛇に睨まれた蛙”ではありません。動揺することなく、母親に嘘がつける。
一方で、そんな自分を「冷たいのかもしれない」と思い、自分が出て行った後の母親を心配する等完全に割り切れていない部分も垣間見せます。