あらすじ
3年生になって、バイトに学業にと忙しい毎日を送るユウに、台湾との国際交流プログラムへの参加話が持ち掛けられます。
しかし、当然母親は認めません。何とか説得しようとするユウですが、初めから聞く気が無い。
母親の説得を諦めたユウは、厳しい言葉を投げかける友人と思わず喧嘩をしてしまう。
結局台湾行きは断り、友人とも喧嘩をしてしまったユウは、これまでも家や家族が絡む話になると友人と上手く行かなかったことを思い出します。
感想
友人からは”親と戦え”、”黙って行ってしまえ”、”結局親に甘えている”と正論をぶつけられますが、子供の頃から毒親に支配されてきたユウは、学習性無力感で状況を改善しようというする意思を失っています。
部屋の片づけ程度なら始めることも出来ましたが、直接母親と対峙する事は出来ません。
友人の言っているのは当たり前の事なのですが、ユウが育った環境やこれまでの人生には、その当たり前が存在しないのです。