あらすじ
毒祖父に続いて、毒祖母の虐待を受けていた男性の話。
元結婚詐欺師で、とある宗教の支部長を務めていた祖母から、日々虐待された男性。両親はどうしていたのか?
両親は同居していた物の、祖母に頭が上がらなかったのか、虐待を止めることは一切無し。それどころか、子供に関わろうともしない様子で、ほぼネグレスト。
小学生時代には性的虐待まで受けていたが、これは親戚が気づいて止めてくれた。両親では無く親戚が。
心の安まることが無い家で、唯一の楽しみは夏休みに母方の実家へ行くこと。
大学も自宅近くの大学しか入学を認められず、アルバイトも禁止。ようやく祖母から解放されたのは、大学を卒業して社会人になってから。そこで、初めて自分が周りと違う事を自覚する・・・。
感想
毒祖母も勿論ですが、祖母に虐待を受ける我が子を見て見ぬふりで、守ろうともしない両親が酷いですね。
そもそも育児それ自体を放棄しており、祖母が死んだ後男性の怒りが両親へと向いたのは当然でしょう。
そして気になることが一つ。男性には弟がおり、男性が社会人になって以降は弟が虐待のターゲットになっています。結果弟が不登校から引きこもりになった、と描かれていましたが、その後については言及されていません。
弟はどうなったのでしょうか?