あらすじ
子供を医者にすることしか興味がない母親に育てられた朽木誠一郎さんのケース。
現在ライターとして活動、WELQ問題の火付け役として知られる朽木さんですが、物心ついた頃から医者になるよう母親から言われ続けていました。
9歳年上の姉が医大受験に失敗すると、更にエスカレート。交友関係人まで口を挟み、医者以外の職業を馬鹿にするような発言を繰り返し、100点以外の点数だと怒鳴り散らす。
異常な母親の子育てに、父親は何をしていたかというと、単身赴任で殆ど家におらず。たまに帰ってきても子育てにはノータッチで、そもそも関心がないらしく、朽木さんが発したメッセージに気づきもしない。
そんな母親が嫌いで、反抗しながらも医学部に合格。しかし、いつしか自分自身が大嫌いな母親と同じ、他人を見下す人間になってしまう。
しかし、在学中に始めたライターとしての仕事で揉まれ、自分がおかしいことに気がつき、あることをきっかけに親元を離れる決意をします・・・。
感想
自分の劣等感を解消するために子供を利用する、典型的なタイプの母親です。後で判るのですが、父親の方も駄目ですね、これ。息子の幸福とか一切考えていない。
本人も語っていますが、あのまま家にいたら取り返しの付かないことになっていた可能性が高いです。