毒親サバイバルCase10※ネタバレあり

毒親サバイバル 毒親サバイバル

あらすじ

六本木で皮膚科医院を営む母親に育てられた二村ヒトシさんの話。

住み込みの看護師や家政婦を従え、その感情を操って女帝のように君臨する母親。と言っても、子供に対して暴力を振るったり暴言を吐いたりはしない。

家事は全て家政婦に任せきりで母親は何もしないとはいえ、衣食住で不自由するようなことはない。

ただ、家事をしていないこと等をことある毎に謝罪する。本人に言わせると、それが息苦しい、まるでこちらが加害者のような空気を作り出してしまう。

成長したヒトシさんは、あれほど嫌っていた母親と同じ、相手の感情を操る接し方しか出来ない人間になってしまう。

感想

毒親、と言っていいのかどうか。暴力も暴言も無い、自分では家事をしないけれど家政婦をつけて何も不自由はさせていない。勉強をしなくても、無断で大学を中退しても怒ることは無い。

何というか、息子にどう接していいか判らない、深く関わることが出来ない、そんな感じがしました。そう言う母親の態度にストレスを感じる息子だけど、母親は何をしても止めるでもなければ怒るでもない。

反抗さえさせてもらえない。一種のネグレストなのかもしません。

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