あらすじ
物語の導入で、母親の毒親ぶりと、この物語の主人公にして作者「高嶋あがさ」と弟が育った環境を物語るエピソードが挿入されます。
ゴキブリの糞って見たことありますか?
弟は友達の家で出されたある物を、ゴキブリの糞と見間違えます。
普通ゴキブリの糞なんて見たこと無いでしょう。しかし、この姉弟が育った環境には、ゴキブリとその糞が日常的に存在していました。
不審を感じた小学校の担任が面談しますが、この手の毒親にありがちなパターンで外面がよく、上手くやり過ごしてしまいます。実にタチの悪いことです。
こうして姉弟は誰の助けも得られず、劣悪な環境で生きていくことを強いられてしまうのです。
感想
ゴミ屋敷って、テレビのワイドショーでみることはありますが、大抵一人暮らしの高齢者。まさか一家の主婦が、そしてそのゴミ屋敷で暮らす子供がいようとは。
作者自身も言ってますが、これは完全に行政介入レベル。いきなり暗澹たる気持ちにさせられてしまいます。