あらすじ
編集との打ち合わせで、後ろ向きな考え方を指摘されるあがさ。
その後ろ向きな考え方の正体について指摘されたあがさは、その原因が母親にあることに気がつきます。
それをきっかけに様々なことを調べ、心が楽になるあがさですが、根本原因である母親についての解決策は見つかりませんでした。
感想
ここでは、後ろ向きな考えの正体としてオーディエンス。毒親という言葉が誕生する以前の概念、アダルトチルドレンや人格障害。その他、フレネミーやマウンティングと言った専門用語が登場します。
すべてあがさ本人が勉強して調べた事で、これらの知識を得ることで自分の置かれた状況を理解し、それ以前に比べて心が楽になるのです。
そして、以降の対人関係でも知識を生かすことで、トラブルの事前回避にも役立っています。
一般の人間なら、大学で心理学でも専攻しない限り恐らく関心を持つことも無いであろう知識ですが、毒親に悩む人間は関心を持たざるを得ないのです。