あらすじ
あがさが大学4年生になり、就職が決まって研修に忙しかった頃、父親が浮気をしていたことが発覚します。
母親は研修で忙しいあがさに毎日電話で愚痴を言い、聞きたくも無い性的な軋轢を一方的にまくし立てる。
そして、別居することが決まると、あがさに理不尽な要求をするのですが、それに逆らうことが出来ず振り回されてしまうあがさ。
そのせいで本来希望していなかったブラック企業に就職をしてしまい、極度のストレスから体調を崩し、体中に吹き出物が出たり、胃潰瘍になってしまいます。
更にその影響は大学受験中の弟にも及び、2浪することに・・・・。
感想
何故母親の言いなりになってしまうのか?何故逃げ出さないのか?普通はそう思うでしょうが、これは学習性無力感と呼ばれる現象で、長い期間回避できないストレスにさらされると、その状況から逃れようとする発想が無くなってしまうのです。
あがさは正にその状態で、本人にもその自覚があり、洗脳と呼んでいます。