あらすじ
高校生になった椿はリンゴアレルギーを発症します。
しかし両親は全く無関心で、母親は平気でリンゴの入った料理を出し、アレルギー症状で苦しむ椿に信じがたい言葉を投げかけます。
更に椿は先天性の病気が発覚、数ヶ月の入院を要する2度の手術を受けます。
その病院で精神的な不安定を主治医が見抜き、精神科を受診して発達障害が発覚。ここでも両親は世間体だけを考え、無神経な対応で椿を傷つけます。
又、進学を希望する椿に猛反対。かと言って就職もさせず、折角内定が出た企業も辞退させて自立させようとしません。
そして、勝手に結婚も出産も出来ないと決めつけた上、家を継ぐために養子をとれと要求。椿が拒否すると大変なことが・・・。
感想
相手を都合の良い道具として扱う、この両親の椿に対する態度は首尾一貫しています。
椿自身も、いくら向き合っても両親は変わらないと理解するようになりますが、大正解です。この両親は最後まで何も変わりません。
それにしても、父親は勿論ですが母親の方はヤバイ。アレルギーの一件もそうですが、キレて暴力を振るい、危うく椿を殺しかけます。
そしてその後の態度が又怖い。サイコパスなのかもしれません。