あらすじ
祖父が倒れたために母親が実家へ戻ると、その隙を狙って家を出るアカリ。
しかし、荷物を運び出して置き手紙を書こうとすると、突然動悸と息切れに襲われて手が動かなくなってしまいます。
原因は母親への恐怖。何度試してみても、手紙を読んだときの母親の反応を想像すると、恐怖で動悸と息切れが止まらなくなるのです。
結局置き手紙を書かずに家を出たアカリに、当然母親から電話が。着信拒否をすると、今度はメールが。
感想
母親への恐怖から置き手紙を書けない、と言うのが凄くリアルに感じます。普通の人には何でも無いことが、長年毒親の恐怖にさらされてきたアカリには出来ません。
勿論電話に出ることも、メールも件名を見るのが精一杯で、とても本文は読めない。
毒親漫画は他にも色々読みましたが、毒親には共通する特徴がいくつもあります。その一つは、恐怖による支配。
相手が子供の頃から恐怖によって縛り、そうして育った子供は成長しても親に逆らえなくなってしまう。
これは一種の呪いです。アカリは何とか家を出ることまでは出来ましたが、未だに呪いは解けていません。
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