あらすじ
15話に続いて父親のエピソード。
癌の手術をして退院した父親だったが、酒をやめられず肝臓を悪くしてしまう。
杖がないと歩けないようになり、影響は脳にまで及んで入院。それでも、病室を抜け出してタバコを吸いに行くような有様だった。
自宅療養中に倒れて救急搬送された父親に、かける言葉が浮かばないアカリ。
結局何も言葉をかけらぬまま、その日は出勤したアカリに母親から父の死を知らせる電話が。
なんと、母親も一度家に帰っていて、病院から連絡があったのです。
感想
危篤状態の父親を前にしても、そして死にも心が動かないアカリ。父親への感情がそうさせてしまいます。
上司に報告すると「どうして来たの?直ぐに帰りなさい」と言われる始末。まあ、普通そうですよね。
しかし、アカリは「折角出社したのに面倒くさい」としか思えません。
母親は母親で、危篤状態の夫を置いて一旦家に帰ってしまう。普通付き添う場面でしょう、ここは。
全然心が繋がってない。これまでの経緯を考えれば、無理のないことではありますが。
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