毒家脱出日記2巻※ネタバレあり

毒家脱出日記

あらすじ

大学進学を機に家を出ようと考えるポコでしたが、予想通り母親は猛反対。所が、母親は高校の三者面談ではにこやかに「娘の希望通りにと考えています」と答えます。どんな心境の変化かと思ったら、結局は世間体を気にしていただけでした。

希望した大学に合格、一人暮らしを始めようとしていた矢先、今度は音信不通だった父親が突然ポコの前に現れます。酒を飲んで暴れるだけだったあの頃のままで。

更に、仕送りを受けずに奨学金で一人暮らしを始めたポコに、母親は金の無心をするようになります。逆らう事が出来ず水商売のアルバイトまで始め、逆に仕送りをするようになって心身共に疲れ果てるポコ。

家を出れば何とかなると思っていたのに、次々と降り掛かる問題。家を出たのに家にいた頃と本質的に何も変わっていない。物理的に離れても、精神的に離れなければ意味が無い事に気がついたポコ。そんなポコに、精神的に母親から離れるきっかけが訪れます。

感想

殆ど謎の存在だった父親が現れるのですが、これがもう想像を絶しました。母親もですが、父親も凄いです。

とにかく、人間的に駄目。毒親になったのは只の結果で、この父親はどこへ行って何をしても結果は同じでしょう。

そして、精神的・感情的に母親から離れるきっかけとなったのは、ポコにとってとても辛い出来事でした。特に2度目のそれは。

ポコがいかにして親離れしたのかと、その後の物語「毒家脱出日記2巻」は ebookRenta! で読めます。

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