あらすじ
手続きは殆ど自分で済ませ、高校生になった菊池さん。父親がらみの嫌なことを、笑い話として誤魔化すことを身に付けます。
また、周りから浮くことを恐れ、自分の感情を隠して周囲に合わせる事が新たな日常になる。
そして、父親は相変わらず泥酔しては菊池さんの手を煩わせる。
そんな毎日が続いた3年生のある日、突然涙があふれて止まらなくなった事をきっかけに、何かが切れてしまった菊池さん。進学も就職もせずに高校を卒業することになり、卒業式のその日も父親は酒を飲んでいるのでした。
バイトを転々とし、自分が何をしたいのか、父親が自分に何をして欲しいと思っているのかが判らず、ただその日を過ごすのが卒業後の日常。
そんな日常に、今までは起きたことのないある事件が起きます。
感想
普段全く娘との会話をしない父親ですが、酔った勢いで初めて本音のような物を菊池さんへぶつけます。
恐らく、父親は高校を卒業しても定職に就かず、バイトを転々とする娘に不満を持っていたのでしょう。しかし、その事を本人に伝えることが出来ず、酒の力を借りてやっと・・・・。と言うのが事件のあらましだったような気がします。
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