あらすじ
母親が自殺したのは、自分が守れなかったからだと自分を責める中学2年生の菊池さん。
その菊池さんを、何も知らない大人の言葉が更に傷つける。そして、何も言わない父親。
母親の自殺後、酒を飲まなくなった父親と思いもかけず束の間の平穏を手にした菊池さんでしたが、1ヶ月も持ちません。
再び泥酔して帰るようになった父親によって生活は元通り、母親がいない分負担は全て菊池さんに向かうのでした。
感想
この父親は、いわゆるコミュ障なんじゃないでしょうか?酒を飲まないと、まともに他人と接することが出来ない。
酒をやめて家に帰るようになっても、菊池さんとまともに話をしません。
かと言って酒を飲めば飲んだで、全く会話が成立しません。言葉も心も通じない化け物になってしまう。
そして一番厄介なのは、どうやらこの父親、飲みながら飲み友達や店の人間に娘(つまり菊池さん)の悪口を言っているらしいところ。更に、母親が自殺した原因が自分にあるとは夢にも思っていません。
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