公募区長更迭へ

 大阪市の橋下徹市長は8日に市役所で記者団に対し、自身が公募制によって民間から起用した和田智成・東住吉区長(51)について、「組織人として不適格だ。区長を任せるわけにはいかない」と述べ、4月1日付で更迭し、新区長を職員から登用すると明らかにしました。
 同市では昨夏、「改革の推進役」として大阪市内全24区で公募区長が就任しましたが、うち1人がわずか8か月で更迭される事態になりました。

 橋下市長は更迭理由について、他の区長を「無能」と呼んだり、重要会議を欠席するなど「態度振る舞いに子供じみたところがあった」と指摘しています。
 「学校選択制」を巡る意見交換のため、橋下市長が4日夜に市長室に呼んだ際にも、和田区長は「公務」を理由に姿を見せず、副区長が対応したといい、橋下市長は「重要な場に来ないのは、組織人としてありえない」と語りました。

 これまで市の職員が任命されていた大阪市24行政区の区長ポストを一般から公募することは、橋下徹市長が区政改革の柱に掲げ、2011年12月19日から募集を開始、最終的には1500名近い応募がありました。その中から書類選考や面接などを経て、約60倍の競争率を勝ち残って選ばれた区長だったはずなのですが、選ぶ側の問題もありそうです。