今売れてる家電

 中国の清華大学などが「大気汚染と健康に関する研究会」で、2010年の中国の死者の約15%に当たる123万4000人が、微小粒子状物質であるPM2.5などの大気汚染が原因で早死にした、との研究報告を発表しました。
 同報告書は「大気汚染の影響はインドやパキスタンなどでも大きく、世界では320万人が早死にした」とし、「大気汚染は今日、世界のトップリスクになっている」と分析しています。

 これは連日日本でも報道されている、中国の大気汚染の問題です。そのせいでしょう、空気清浄機が売れています。日本電機工業会が発表した白物家電の2013年2月の国内出荷実績によると、空気清浄機は前年同月比49.5%増の45万台強、金額では同47.6%増の115億円と大幅に伸びたそうです。1月は台数・金額ともに前年実績を下回りましたが、PM2.5や黄砂の飛来が予報されると、2月に急増しました。
 事情は中国でも同じで、中国の空気清浄機の市場規模は、2007年の61万台から2012年には162万台に急増。性能の良い日本製は値段が高くても人気だそうです。現在中国の空気清浄機市場はシャープ、パナソニック、ダイキン工業の3社でほぼ寡占状態で、ここに東芝が参入を計画しているということです。

 尖閣諸島問題で日中問題が冷え込んでいても、空気清浄機は命に関わるだけに政治問題や国民感情とは別のようです。