南極観測船、今季も接岸は困難

 観測船「しらせ」の昭和基地周辺への接岸について、今季の南極観測を指揮する渡辺研太郎・第54次南極地域観測隊長(国立極地研究所教授)は12日の記者会見で、氷の影響により、昨季に続き困難との見通しを示しました。

 「しらせ」は今年1月、同基地付近の氷や雪の影響で18年ぶりに接岸を断念し、基地から約20キロ離れた地点から物資を輸送しました。2年続けて接岸できないのは初代しらせ(1983~2008年運航)を含めて初めての事で、そのため、基地で使用する燃料を予定の6割弱しか運べず、隊員らは備蓄用の燃料で生活していると言う事です。54次隊で全面運用の開始予定だった南極最大の大型大気レーダー「PANSY(パンジー)」も物資の一部を送る見通しが当面立っておらず、今後計画を見直す可能性もあるとしています。

 地球温暖化で北極海の氷は溶け続けて面積が縮小し、ホッキョクグマが絶滅の危機に瀕していると、よく報道などで目にしますが、南極では氷が厚いようです。