オーストラリア政府、ファーウェイを5Gから締め出し

 オーストラリア政府は次世代の通信規格「5G」に、中国の通信機器大手ファーウェイが参入することを禁止したそうです。

 オーストラリア政府は23日の声明で、特定の国や企業の名前には触れずに「外国政府の影響が強いメーカーが関与すれば、同国の5Gネットワークを不正なアクセスや干渉から守れなくなる」と説明しています。

 アメリカ政府も政府機関で中国メーカーの通信機器を使用することを禁止、軍基地の売店で中国製スマートフォンの販売を禁止しています。

 中国の通信機器メーカーについては、以前から安全保障上の問題が指摘されていました。要するに、中国メーカーが中国政府の意を受けて製品にバックドアを仕掛け、スパイ行為に使われる恐れがある、と言うわけです。

 中国メーカーは、この様な懸念に何度も反論してきましたが、問題が問題だけにアメリカやオーストラリア政府は最悪の事態を想定して対応していると言う事でしょう。政府機関は、それくらいの緊張感を持つのは不思議ではありません。

北朝鮮、「国連を廃墟に」と声明

 北朝鮮のアジア太平洋平和委員会は13日、「アメリカを焦土化する」「日本を核で沈める」「国連を廃墟にする」などとした声明を発表しました。

 国連安全保障理事会の新たな制裁決議を受けてのもので、韓国に対しても「同族の皮を被ったアメリカの犬」と非難。国連安保理に対しては「アメリカのドルに屈する国が集まった安保理は直ちに解体すべきだ」としています。

 北朝鮮は、新たな制裁決議が採択された直後から「峻烈(しゅんれつ)に断罪、糾弾し、全面排撃する」と威嚇していましたが、改めてアメリカと国連安全保障理事会、そして制裁決議案に賛成した国の全てを非難する声明を出しました。

 いつものことですね。北朝鮮は何かある度に同じような威嚇を繰り返してきましたが、具体的に何か出来るかというと、せいぜい国内で核実験をするか、日本の排他的経済水域にミサイルを撃ち込むくらい。グアム島近海に打ち込むと威嚇したときは、アメリカ側の強い対応に恐れをなして断念しています。

アメリカとロシアの関係は最悪の状態

 12日にモスクワで行われたアメリカとロシアの外相会談後の会見で、アメリカのティラーソン国務長官は、「アメリカとロシアの関係は最悪の状態」だと述べました。

 ティラーソン国務長官は「アサド政権の支配は終わりに近づいている。ロシアはアサド大統領に現実を認識させるべき」と、ロシアにアサド政権支援の見直しを要求したのに対して、ロシアのラブロフ外相は「独裁者が辞めさせられたのち、うまくいった肯定的な例は思い出せない」と、見直す意思がないことを強調。また、アサド政権が化学兵器のサリンを使用したとされる件については、客観的な調査が必要だと反論しました。

 同日ロシアのプーチン大統領もテレビ番組のインタビューに答えて、「軍事レベルの信頼関係は改善しているどころか、むしろ悪化している」と述べました。化学兵器の使用についても、シリア政府は化学兵器の保有を放棄した、との見解を示しています。

 元々トランプ大統領はかつて、プーチン大統領を「オバマと違って少なくともリーダーだ」と称賛、ウクライナ問題で悪化した対ロシアの関係を改善する意思も示していましたが、その後具体的な関係改善の話は無く、逆にシリア問題で一気に悪化してしまいました。