アメリカとロシアの関係は最悪の状態

 12日にモスクワで行われたアメリカとロシアの外相会談後の会見で、アメリカのティラーソン国務長官は、「アメリカとロシアの関係は最悪の状態」だと述べました。

 ティラーソン国務長官は「アサド政権の支配は終わりに近づいている。ロシアはアサド大統領に現実を認識させるべき」と、ロシアにアサド政権支援の見直しを要求したのに対して、ロシアのラブロフ外相は「独裁者が辞めさせられたのち、うまくいった肯定的な例は思い出せない」と、見直す意思がないことを強調。また、アサド政権が化学兵器のサリンを使用したとされる件については、客観的な調査が必要だと反論しました。

 同日ロシアのプーチン大統領もテレビ番組のインタビューに答えて、「軍事レベルの信頼関係は改善しているどころか、むしろ悪化している」と述べました。化学兵器の使用についても、シリア政府は化学兵器の保有を放棄した、との見解を示しています。

 元々トランプ大統領はかつて、プーチン大統領を「オバマと違って少なくともリーダーだ」と称賛、ウクライナ問題で悪化した対ロシアの関係を改善する意思も示していましたが、その後具体的な関係改善の話は無く、逆にシリア問題で一気に悪化してしまいました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です