福島県、全農産物のセシウム全量検査へ

 佐藤雄平知事が4日の記者会見で、現在全袋検査を実施している米以外の県産農産物についても、新年度から放射性セシウムを調べる「全量検査」の対象とする方針を明らかにしました。

 コメの全袋検査で使ったベルトコンベヤー式の機器を応用するとし、まずは加工自粛が続いている特産のあんぽ柿(あんぽがき)を手始めに、順次対象品目の拡大を検討すると言うことです。

 福島第一原発事故の前、県産あんぽ柿の出荷量は年間約1400トンに上りましたが、試験加工で国の規制値(1kg当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムが検出され、2年連続で加工を見合わせていました。
 あんぽ柿は渋柿を硫黄で燻蒸した干し柿で、主に蜂屋柿(はちやがき)や平核無(ひらたねなし)などの渋柿を使用して作られるドライフルーツの一種。福島県伊達市梁川町五十沢で大正年間に開発されたと言われています。

 そのほかの農産物や畜産物についても、”福島県産”というだけで敬遠される風評被害を受けており、全量検査の実施で消費者の信用を取り戻したい、という所でしょう。

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